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私は17歳で、ずっと完全な多感覚の幻覚症だったが、精神感覚の存在に気づいたのは数ヶ月前のことだ。 私が調べたところでは、失語症の人の大半は記憶(特に人物や顔)に苦労するようだが、私はそれほどの苦労はしていない。 幼い頃、母は私と一緒にヴェルマ・ビジョンという記憶力に特化したゲームをしていた。 私は、人物を描写するとき、母が教えてくれた『ヴェルマ・ヴィジョン』の登場人物を描写するのとまったく同じ方法で描写していることに気づいた。 母はいつも私に、目、眉毛、鼻、唇、顔の形、髪、耳の順に顔を覚えさせた。 それ以来、私は自分でも気づかないうちに、ある “普通の “人たちよりもうまく、極めて詳細に、その正確な順序で人々を記憶し、描写してきた。 ただ、論理的に、それが誰の特徴なのかがわかるんだ。 今でも特定の人物や物事を記憶するのに苦労しているが(それほど関心がなかったり、他のことが起きていたりすると、わざわざ何かを記憶することに力を入れない)、他の失語症の人が言うほど、私にとって難しいことではなくなったようだ。 私は、母が私の記憶力をうっかり鍛えてしまったのだと確信しているし、この訓練がなかったら、私は人を記憶したり説明したりすることが絶望的になっていただろうと思う。

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